W140型Sクラス


Wikipediaより

メルセデスベンツがお金をかけて贅沢で最高の車を作るという社風を持っていた時代の最後に作られた車がこのW140型Sクラスです。

この車の大きな特徴は非常に大きなボディを持つこと、先代モデルW126と比べても全長で10センチ以上、全幅で6センチ以上、全高で5センチ以上も大きくなり、ホイールベースも7センチ以上も長くなっているのです。

数字にしてみればそれほど大きくなっているように感じませんが実際の車を並べて比べてみると一回りも二回りも大きく感じます。

重量も約2.2トンとこのクラスとしては重量級で、かなり走行性能的には不利となっていました。

このような巨体をアウトバーンで高速で走らせるには相当大きなエンジンを必要とし、それによって短期間ではありますが、はじめての6リッターのV型12気筒エンジンを積むことになりました。

大きくて重たいボディ、大排気量のエンジンということで環境保全にうるさいヨーロッパでは「環境を破壊する車」と呼ばれることもあったそうです。

このモデルでそういったことを経験したため、それ以降メルセデスベンツは、Sクラスのダウンサイジング化を始めたのはいうまでもなく、そういった考え方がメルセデスベンツの車づくり全体にも波及しました。

このW140は日本のある団体に人気がありました。

それは相撲関連団体で、大きいボディは体の大きなお相撲さんを乗せるにはちょうどよかったらしく、相撲協会や相撲部屋の社用車としてよく使われていました。