ベンツの買取価格は高いのか?

日本には昔から「外車は価値が下がらないからお得」だなんてことが言われてきていますが、実際にはそれはもう信憑性の無い都市伝説的なものとなってしまい、外車とて特別な車以外では年式が進めば進むほどどんどん価値が下がってきます。

それがメルセデスベンツであっても同じで、それがSクラスであろうとSLクラスであろうと同じです。

しかし、メルセデスベンツを買い取ってもらう時の価格がほかの外国産車と比べて、高いのは事実です。

これには日本ならではの理由というものがあります。

たとえば、メルセデスベンツのSクラスに乗っている人や昔の190Eに乗っている人に「どんな車に乗っていますか?」と聞いた時に必ず答えとして帰ってくるのが「メルセデスベンツです。」と答えます。

間違っても「Sクラスです」とか「190Eです」とは答えません。

一方のトヨタのクラウンに乗っている人に同じ質問をすると逆に「トヨタです」とは答えずに「クラウンです」と答えます。

実はここにメルセデスベンツの買取額が下がらない理由が隠されているのです。

要するにメルセデスベンツは日本人にとって高級車の代表であって、一つのステータスシンボルとなっており、「メルセデスベンツです」と答えた後に相手が「オゥー!」と驚くことが多いのです。

それが何十年も前の190Eで中古で150万円で買ったものでもです。

逆にクラウンに乗っている人は「トヨタ」と答えても、上はレクサス店の車からダイハツのOEM車である軽自動車まであるので、それでは自分のステータスを示すことができず、細かく車種までいうのです。

要するにメルセデスベンツという言葉自体がステータスなので、この言葉が付いた車を高いお金を出して買う方が多いということなのです。

買う人間が多いということは中古車の仕入れ先である買取店でも高く買ってくれるということなのです。

車の買取価格や中古車販売価格というのは、その車自体の価値で決められるものではなく、その車を取り巻く環境も影響しているということになります。